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・C.P.I.の会員になる(海外に友だちをもとう)
朝日新聞千葉版1992年11月26日
インドネシア研修団に上総掘りを伝授
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----- 以下掲載記事全文
≪インドネシアから上総掘り研修≫
インドネシア青年らと社会活動を通じて友好親善を推進している
民間支援団体C.P.I.教育文化交流推進委員会《本部・東京都
三鷹市・小西菊文代表)の招きで来日したインドネシア青年団
一行16人は、25日、袖ヶ浦市下泉で、機密知己に昔から伝わる
人力利用の井戸掘り技術「上総掘り」に挑戦、青年らは泥にまみ
れながら井戸掘りに汗を流した。
研修生らは、「帰国したらこの技術を活かし、少しでも国の水不足
解消に役立てたい」と目を輝かせた。
同研修団は、C.P.I.と相互交流提携しているインドネシアー日本
教育文化センターが国立運パッと大学生を中心に同大学教授、
エルディ・スワンディ西ジャワ州議員ら女性1人を含む13人を選抜
派遣、千葉大などの在日留学生3人の22歳から48歳、合計16人。
今年2月に小田原氏で開かれた国際支援団体のシンポジウムで
小西代表と『上総掘りを伝える会《山田吉彦代表》の下院が知り合
って意気投合したのがきっかけ。
研修会は同日午前10時から始まった。
指導役は同市在住で20年余のベテラン井戸掘り師の吉田丈夫さんと
秀雄さん親子。研修生と一緒に竹を割ってヒゴを作るところから、
ヒゴ車つくり、やぐらに取り付けての掘削作業に入るまでの一連の過程に
挑戦した。研修生らは、『新設に指導してもらったので仕組みがよく理解
できた。すごい技術ですね』と目を丸くしていた。
来月8日の帰国までに上総掘り研修のほか
千葉県C.P.I.会員との交流会《28日》や、
袖ヶ浦クリーンセンター見学(26日)
来月6日には東京・浅草で日本の伝統芸『かっぽれ踊り』に
挑戦するなど、活動を通じた親善友好に一役買う。